僕が料理の世界に進もうと決めてから30年。
今ほど食べ物は多くはなかったと思いますけど、
その当時の僕は好き嫌いが多いを遥かに越えて
好んで口にするものは数えれるくらいでした。
肉は鳥しか食べない、苦い野菜は食べない他もろもろ。
高校生になりお弁当を持っていっても
嫌いなものはそのまま持って帰るという
母親泣かせだったのを記憶してます。
親戚で集まりすき焼きをしても
豆腐、えのき、白菜、しらたきしか食べず
そこでのお肉は食べた記憶がありません(笑)
僕が通った料理専門学校が京都であった事、
そこから僕自身の味覚が形成されたこと、
これらが今の僕が作る料理の味に反映されています。
好き嫌いはほぼなくなりましたけど、
すき焼き、尾張地方の甘辛い煮付けはいまだに無理です。
続く