【 ビザ無しフランス修行 7 】


シェフの子供は双子で当時3才だったからもう20才間近。マダムはセリーヌ・ディオンそっくりな方でしたから、綺麗なマドマゼルになっているんだろうなぁ。

GEXというのは隣の村、ブルー・ド・ジェックスというブルーチーズの名産地でもあります、僕が居た村も含めて緑が豊富で至るところにプランターが置かれお花が飾ってありロータリーも写真のようにとても綺麗に飾られていました。ビルにはだまし絵もあったりと日本との違いを行ってすぐには痛感しました。現在シュシュの店先にあるプランターもここで見たものをイメージして作ってもらったんです。

そんな隣村のバーへいつものようにシェフと飲みに行っていたある日、バーのパトロンがお店の買い手を探していて僕に買わないかと。いやいやビザすらないのにお店買うなんて無理でしょ~(笑) シェフまでやれやれと言い出すも、僕はシェフが買ってビザ下ろしてとしまいには皆言いたい放題。

パトロンがこの場を離れシェフと料理の話を色々としていた折りに賄いの話にもなり、フランスの賄いはあんなもんなの?と聞いてみたらあいつの作る料理は酷いと一蹴。因みに僕は若い頃先輩によく賄い作って捨てられた過去の持ち主です(笑)

若いコックが病欠で休んだときにシェフが賄いを作ってくれました。ソーセージを詰めたブリオッシュに牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、美味しかったなぁー。

最近廣瀬さんの後押しもありパンも焼いてるからレシピ探して焼いてみよ!

続く