日別アーカイブ: 2017年7月18日

【 14年ぶりに初心に戻り 】

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シェシュシュのトイレの洗面所にあるいつもの光景。

お店をオープンする前に
フランスへ備品を買い付けに行きました。

お皿、洗面台、CD、灰皿(当時は喫煙可)でしたから。
僕の必需品としてコックコートと本。

当時、僕の後輩がワーキングビザを取りまともに働いていました。
僕は、不法就労(笑)※半年振りに続き書きます。

ほぼほぼ買い揃える事ができたのですが、
洗面台は気に入った物に出会えなくて半ば諦めていました。
フランス買い付け最終日、
悲しいテロが起こったムーラン・ルージュの向き合い側にある
アスティエという名のビストロで食事をすることに。

爪先立ちで動かないと歩けないくらいの店内ですけど、超満員でした。
フランスに行くけどお勧めのお店ある?
と聞かれれば
今でもお勧めする一軒です。
前菜とメインがいくつか用意されていて、
食べたい物を頼むスタイルです。
後輩は牛の脳みそを頼みましたが、
お店のマダムも顔をしかめました。
(お店のメニューに載ってるのをたのんで顔をしかめるのはどうかな?)
と思いながらも僕は自分が頼んだ料理を美味しく頂きました。

お腹が満たされたあとに
入ったお店で目を奪われたのが
大理石で作られた洗面台。
でも、
よく見ると値札がついてなかったので尋ねると、
社長がいないから分からないから明日また来て。

いやー、
来たくても来れない。
頼みこんで社長に連絡を取ってもらい売ってもらいました。

ただ、
荷物は既に重量を超えてます。
リュックに背負い肩がはちきれそうになるのを耐えながら、
機内持ち込みで遥々日本へようこそです。

真鋳で作られた蛇口は、
パリで一番大きな蚤の市、
クリニャンクールでガラクタのように扱われていたんです。
これ欲しいと値段を聞いたら2000円もしませんでした。

でも、口径が日本との物とは合わなかったので、ほぼ門前払い。
僕の気持ちを汲んでくれた方が加工してくれたおかげで今があります。

くすむ風合いも味があると思うのですが、
お同様に磨いてみました。

自己満足です