地元に戻り二件目のお店でシェフをしていた27才の時に
待ち望んだお店に欠員が出でシェフから連絡をもらったのですが、
恥ずかしながらシェフという立場から2番手になるという事で即答せずに躊躇してしまったんです。
翌日、師匠から電話が。
「おう、わしや」←これだけ聞くと恐い人(笑)
「お世話になってきます」
「気張れよ」
ものの10秒足らずの会話で終了。
最後の修行が始まりました。
話は戻りますけど、
元々料理人になるには反対していた母含め祖母と伯母。
母はいつ頃からか何も言わなくなりましたが、
祖母と伯母の二人に限ってはいつか止めると思っていたみたいです。
ある時「いい加減サラリーマンでもやれば?」と言われましたから(笑)
これを期に二人も諦めたようです。
1日の拘束時間はとても長く休みも少ない、
今で言うところのブラックな職業にど真中のストライク。
好きだから続けられます。
師匠から料理の基礎と人として、
先輩から更に完成度の高い料理を学んだ事が
今僕が作る料理の基本になってます。
そこに年齢を重ねて得た物で日々少しずつ表現も変化してます。
完