【 何故料理人になったのか? 5 】


無理やり働かせてもらった後再び専門学校時代の京都へ。
紹介で雇ってもらったホテルのレストラン。

当時のチーフ35歳セカンド30歳、
ここから年の差が一気に開き23歳の先輩、
同期と僕、年下ながらも中卒上がりで先輩二人。

同期は器用でそつなく全てをこなしていく反面、
全てをこなせない僕もそこにいました。

同じことを話しても同期は笑いになり僕はマジギレされる。
23の先輩には「もう明日から来ない」と言いつつ
翌日またいるんです。
毎日辞めたいと思いながらも辞めなかったのは何故か?
学費を払ってもらった親に申し訳ないのと
沢山の知人の応援をむげにしてはいけないという気持ちが強かったから。

たくさーん蹴られどつかれ、
年下の後輩からは嫌みの毎日。

料理人を目指して働き始めたはずなのに、
嫌々職場に通う毎日。

正直やさぐれてました。

後々この時の経験がありがたいくらい役に立ち
僕が親父と慕う更に厳しい料理人の下で耐えうることが
出来たのでとてもよい経験をさせてもらえました。
(その当時はこれっぽっちも思えませんでしたけど)

続く

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